お家でつくる・昔からの「あまざけ」
麹(こうじ)、この不可思議な微生物。昔の人はこの麹を利用して、からだに良いという、色々な醗酵食品を創ったものですね
あまざけの季語は夏だって言うの、ご存知でしたか?
江戸時代に、暑気あたりで身体の弱った人の、滋養栄養食品だったそうです。
効用は: 砂糖の無かった時代に糖分の補給・・・しかも腸で吸 収されやすいよう
現代のヨーグルトのような作用があります。
各ミネラル分がたくさん含有されている。
そして何よりも、麹菌が良いということを、実証体験から知っていたようです。
今、弊社で実際に仕込みをしているノウハウをお教えしましよう
用意するもの : 米こうじ 2合/米 1合/液温計/電気 炊飯器/温湯3カップ
まず、麹は弊社の「生きたままの米麹」を使用します。
- 1合の米を通常通り炊飯します。
- 炊飯中に、米こうじの固まりを良く砕きます。
- ご飯が炊けたら、米こうじと温湯を入れ、手早く、切るようにして混合します。
- これを、炊飯器の中に入れ、品温を測ります。
- これより、10時間、50℃~60℃の品温を保ちます。
ここが重要!炊飯器を保温にします。
表面にナイロンなど置いて、乾燥を防ぎます。 - 液温計で時々測って、品温度が逸脱していないか管理します。気温によっては、フタを全開から、全閉まで使い分けます。
保温機能は、82℃に設定されているそうです。当然底は熱いですよね。50℃以下で経過すると酸っぱくなり、65℃以上で経過すると、無味無臭の物体になります。 - 4時間経過後舐めてみてみると、ほんのり甘く、柔かくなってきます。10時間経過後、焦がさないように一度95℃まで沸騰させて、密閉して、冷蔵庫で保存します。
ほかに、布団でくるんで、ホームコタツの中に入れ、2日ほど保温する。餅米を混ぜる、常温で置くなど色々な作りかたあるようです。もっと失敗の少ない方法があれば、ご教示ください。
2006-06-01 08:39